第39期棋王戦第2局

今日はまた忘れた頃にやってくる観戦記シリーズ、渡辺二冠のゴキゲン中飛車2連投の1局です。しかも驚きの▲5八金右超急戦に。

kifu20140321a

研究で勝負が決まってしまいそうな戦型だけに、タイトル戦で投入するのは怖いですが、だからこそ三浦九段の土俵という感じもしなくもない感じ。

 

しかし先に渡辺二冠が前例の少ない手を選択したのが下図。

kifu20140321b

前例で最も有力なのは▲7五角みたいですが、ここから▲6三桂成!▽同玉▲1八角!▽5四歩▲6六香と激しい展開に。しかしここでさらりと▽7二玉が好手だったですかね。

kifu20140321e

▲6一香成が厳しく見えますが、1一の龍が素抜かれるので、その展開は後手優勢。以下は素抜きを防いで▲2二歩ですが、さらに▽5一金右とかわしたしたのが継続の好手順。後手玉は相当に怖い形ですが、先手の攻撃が全て空振り、ここではっきり後手優勢になったように思います。

以下は5二の飛車を取られるも、あまり後手玉に響かず、渡辺二冠の手堅い寄せで完勝という感じでした。やはり注目は序盤の▽7二玉で、さらりとかわす感覚はありそうで無かった感じがしました。

まあしかし、三浦九段が一気の攻撃をしなければまた別の展開になると思うので、いやあ超急戦は難しいですね。そんなわけでまた!