VS右四間飛車穴熊 その1

今日は比較的暖かかったですが、明日の東京はなんと雪が降るとか降らないとか、、あ、もう日付変わってたんで今日ですね!そんなミッドナイトにこんばんわ!H-Iです。

さて、今夜の自戦記は「VS右四間飛車穴熊」です。はい、レアな相手ですね。自分的には初対戦かもしれません。

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基本的には右四間飛車相手には美濃囲いで戦うと決めているのですが、今回は序盤かなり適当に指してます。ちなみに右四間相手の時のポイントですが、ズバリ「▲6七銀型で待機する」です。

 

もうこれだけ守っておけばだいたいオッケー!が定説です。といっても、本譜のように超持久戦になった場合は、どこかで▲5六銀でしょうか。さて、本譜ではここで3つ方針が思い浮かびました。

①▲4六歩から▲5六銀と使っていく(多分本筋)

②▽7四歩を突いてこないので、ならばと▲7五歩(これもありそう)

③▽3二金とされたので、▲8六角とのぞいてみる(その後の展望が無い)

 

もちろんボクの選択は、、その後の展望が無い③▲8六角!でした。

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この手自体は、▽6五歩の牽制(▲5三角成がある)なのですが、その後の展望が無い、というのはここで▽4二金と戻されてみると、次に▽6五歩が生じており、どうすんの?というわけです。

まあ▲7七角と戻るか▲7七桂と跳ねるかしかないですね。もちろん無難な手は選ばない性格なので▲7七桂と跳ねるわけですが、、

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つまりはこんな感じになって劣勢になるわけです。いや、ほんとは▲8六角の時点でこのくらいまで読めてます。本当の狙いは、仕掛けてもらってカウンター!だったのです。

以下、▲9七角▽9五歩▲同歩▽同香▲7五角▽8六歩▲同角▽9八香成▲同飛と進みます。

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ほーら、お手軽にさばけましたよ奥さん!と思ったのも束の間、、端の戦いが一段落して中盤戦突入です。

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図は、のんびりと▲6三歩と垂らした局面。我ながらなんとまあ、のんびりした手でしょうか。ちなみに色々あって、角銀と桂2香2の交換になってます(略)

、、、はい、めっちゃ駒損です。だからもう、このと金を間に合わせるしかないんです、、

さあ、後手もここを決め所と見て突撃してきました。以下▽4八角成▲同金▽6六角▲4九香▽4八角成▲同香▽4八金と、ズバズバ切られて張り付かれ、、下図を迎えます。

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さあ、そろそろ形勢判断を、、いや、いつもの気持ちの整理をしてみましょうか、、

 

①玉形は飛車付きの四枚穴熊対金に張り付かれた一枚穴熊(絶望の二文字)

②駒割りは、、もう考える必要も無いでしょうか(絶望の二文字)

③受け切るしかないのに持駒は角桂香のみ(絶望の二文字)

 

いやあ、いつになく絶望の二文字のオンパレードですね。そあここで問題です。この局面から5手後に詰めろをかけてください。

 

チッチッチッチッ(時計の音)

 

はい、正解は、、

▲3九香▽4八金▲6六角▽4九金打▲1五桂まで、一応詰めろが掛かりましたね!

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まあ、簡単に受かる詰めろですけど、たった5手でけっこう景色が変わるものですよね。だから将棋は面白いんですね。

もちろんここで▽4四香で簡単に受けられ、、以下▲3六桂?▽6五歩▲7五角▽4七香成と、さらに5手でびっくりするほど絶望的な下図となりました。(オイ)

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それではここでクエスチョンです、、、なんだかさっきよりも絶望的になってしまったこの局面でボクが指した勝負手とは何でしょうか?

ヒント:行方八段のレーザービーム

それではみなさんまた明日!