VS銀冠 自戦記編1-1「▽5四銀型 序盤戦」

最近忙しくて、先日数ヶ月ぶりくらいに24で将棋を指してきました。このサイトを更新する前に将棋カンを取り戻そうと思ったのですが、なかなか面白い将棋になったので今日は自戦記でいってみたいと思います。

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まずは平凡な後手四間飛車穴熊の出だしですね。広瀬八段の棋書などではここで▽5四銀を推奨していますが、個人的には▽9二香を使っています。

ここから居飛車に急戦を挑まれると損になる変化があるのですが、それよりも銀冠に対して▽4四銀型で戦いたいというのがあります。まあ損になる変化と言っても、ぼく程度のレベルだとあまり関係ないですね。

というわけで居飛車が本気で▽9二香を咎めるなら以下▲9八香▽5四銀▲6六銀▽6四歩▲5五歩(下図)という展開になります。

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この時、▽9二香の一手の代わりに▽7二銀とできれば振り飛車良しとなるということですが、まあこの変化はアマレベルでは研究している方が有利かなと思ってます。

個人的には▽9二香型のせいで不利になったことはありませんね。居飛車がこの変化を深く研究しているという人もほとんど居ないと思いますし。

しかし本譜は▲7八銀とまずは左美濃へ。

 

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まあこれも普通な一手ですが、このタイミングで▲7八銀はややめずらしいですかね。以下▲8六歩〜▲8七銀を急いできました。

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なんとなく銀冠穴熊の匂いがしますね。ここから銀冠から穴熊への組み替えを目指すなら▲5八金右〜▲6八金寄とするところですが、ぼくの次の一手が早くもうっかりした一手。

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▽5四銀、、!!

さっきまで▽4四銀型がどーのこーのと言っていたのに、ついうっかり▽5四銀としてしまいましたね。けっこう研究している割に実戦では忘れて全然別の手を指すタイプなので、、

指した瞬間、モニターに向かって「アッ」って言っちゃいましたけどね。でも▽5四銀型でも銀冠に十分対抗できるって広瀬八段の棋書に書いてあったし、まあいいか、というわけでこれに関しては後日研究してみる予定です。

というわけで本譜ですが、居飛車は銀冠を素早く完成させ、やはり穴熊への組み替えを目指しているのか▲6九金。そしてそれに対して▽7二飛!と反撃を見せてみました。

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7筋で一歩交換してから▽6五銀と出られれば相当かなと思ったのですが、さすがにそう簡単には実現しないですね。

以下▲6六銀と受けられて下図。

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今日はこのあたりでクエスチョンにしたいと思います。さあぼくの指した手はどれでしょうか?

①第一感の▽6五銀

②少し違和感のある▽6五歩

③角道を通す▽4五歩

④まずは守りの▽5一金左

意外と手が広いですね。というわけでまた!