将棋裏技メモ4「端角中飛車の対策」

将棋倶楽部24でフリーで指してるとたまに指されるのが「端角中飛車」という戦法。

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大雑把に言えば上図のような指し方です。角を端に出て中飛車に構える、という文字通りの戦法で、まあ強い人が指す戦法ではないですが、この戦法、指されて分かったのですが、なんと四間飛車を封じる戦法だったのです。

1手戻ります。

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後手番で振り飛車党としては平凡なスタートですが、ここで5筋を受ける必要がありますよね。はい、四間飛車に出来ない、、!!

まあ中飛車にしてから後で四間飛車とか無理すれば可能ですけど、どちらにしろ角のラインに入るので微妙。まさかこの何気ない戦法が四間飛車を封じているとは思いもしませんでした。しかし端角中飛車を指してる人からすれば、四間飛車を封じているという意識は無いでしょうけどね。

 

というわけで今回は急遽、久々に将棋裏技メモとしまして「端角中飛車の対策」を練ってみたいと思います。しかも振り飛車党としての対策にこだわってみたいと思います。

と言うのも、ちょっと対策を調べてみたのですが、当然というか、この▲9七角に対して5筋を受けるのに▽5二金なり▽6二銀とするスタートばかりなわけで、ほとんどが居飛車での対応でした。実際に自分が実戦で指したのも居飛車でした。

指した感じとしては、平凡に居飛車にして指し進めると、悪くはないけどなんだか端角が気になってしょうがない感じ。無理に▽9四歩から咎めにいっても、ひらりとかわされ、まあ悪くはないんだけど、、としか言いようがない感じ。

それではまずは、ネット上で調べた数ある対応策の中でも一番良さそうだったものを紹介します。

 

端角中飛車の対策1「狙いを全て封じる 居飛車編」

まずは、端角中飛車側の狙いとは何か。それを知ればおのずとその対応策も見えてくるというもの。最初の図から▽6二銀▲5六歩に▽5四歩と進みます。

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まずはいきなりですが、これが第一のポイント「5筋の位取りを拒否する

普通の位取り中飛車と違って角筋がそれているので、安心して▽5四歩が突けますね。これは言われてみればなるほどという感じで、端角と浮き飛車は石田流でわかるように相性抜群です。なので浮き飛車を封じるというのは大きいポイントです。

そして第2のポイント「端角のラインに駒を置かない

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5筋を左銀で受けることにより、端角のラインに駒を置かないようにします。これはなぜかというと、端角を咎める方法はずばり端攻めですが、単純に▽9五歩▲同歩▽同香といくと、3一に銀がある状況では▲3一角成〜▲9五香の二枚替えになってしまいます。

これを防ぐためには、端角のラインに駒を置かないように駒組みをして、つまり上図の形から次に▽9四歩〜▽9五歩を狙って行けば良いということ。

なるほど、これも言われてみれば納得という指し方です。非常に理にかなっています。かなってはいますが、いかんせん居飛車の指し方。

というよりも、この指し方は玉が囲えないのが最大の欠点。まあ▽9四歩以下角を追ってから玉を囲うんでしょうけど、ちょっと嫌な感じはありますよね。端角中飛車の狙いとしては▽4二玉とさせにくくするというのもあるので、対策不足とも言えます。

でも理屈は理解したので、これを応用して振り飛車版の指し方を考えました。というところで次回へ続く!