カテゴリー別アーカイブ: VS居飛車穴熊▽4四銀(▲6六銀)型

広瀬八段の後手四間穴熊!第56期王位戦七番勝負第4局一日目

今回の王位戦も早くも4局目。ここまで1勝2敗できた我らが広瀬八段ですが、ついにこの急所の一局で伝家の宝刀「四間飛車穴熊」を投入!

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待ちに待った広瀬八段の四間飛車穴熊の登場です。しかも最近流行りの後手番の四間飛車穴熊ですね。しかも広瀬八段の新構想も出てきます。

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VS居飛車穴熊▽4四銀型 その3

<前回までのあらすじ>
下図のテーマ面から①▽2四角、②▽5六歩について色々考えた挙げ句、なんと自分の将棋を解説していない!?大丈夫なのかH-I?

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はい、今日はついにぼくの実戦に戻ります。長かったです。実戦はここから▽5二飛!だったわけですが、これが疑問手だったと思われます。

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以下の進行はここから、ぼくの大好きな▲4四歩!▽同角▲6五歩▽5六歩と進みます。

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VS居飛車穴熊▽4四銀型 その2

<前回のあらすじ>
▽4四銀型からの▽5五歩反発型を、飛車先不突きでくらったH-I。いったい通常形とどこが違うのか?さあ今日もレッツ研究!

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そういえば八重洲ブックセンターで「将棋サイン本フェア」が始まりましたね。これは毎年やってるみたいで、というか売れ残りなのかわからないけど、この八重洲ブックセンターではよくサイン本が通常の値段と変わらず置いてあることが多いです。あとは新宿の紀伊國屋とかですかね。

そしてこれが、ああこないだ買ったばかりのあの棋書が!あ、先週買ったこっちの棋書までサイン本に!という、棋書を即買いするぼくにとっては地獄のイベント。

あとはやけにひふみんのサイン本が多かったり(売れ残り?)するんであまり行かないんですけど、買い逃した本がサイン本で手に入るチャンスなんで、というかサイン本が通常の値段なのでめっちゃお薦めイベントです。ぼくは極力行かないけど、、

 

さて前回の続きで、今日は下図の②▽5六歩を研究します。

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通常の定跡形(上図より▽8四歩▲1九玉▽8五歩▲7七角が入っている形)と前回の▽2四角は同じ変化でしたが、今回はかなりやっかいでした。

詳しくは後述しますが、▽8五歩▲7七角が入っていない為、定跡形に出来ないんですよね。

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VS居飛車穴熊▽4四銀型 その1

123そういえば先日「開運!なんでも鑑定団」にひふみんが出演してました。

まあひふみんが将棋が得意な有名画家にもらった絵をもってきて鑑定してもらうだけですが、いつもの高速トークにさすがの今田耕司も入り込む余地が無いのがすごいなと思いました。

ちなみにこの写真はひふみんのTwitterより拝借。ガンダムとひふみんのアンマッチな感じがいいですね。ていうかTwitterやってるんですねひふみん。

ひふみんは面白いけど、将棋界の品位を落としてるような気がしないでもないのが少し気になるH-Iですこんばんわ!

さて、本日のお題はこちら、VS居飛車穴熊▽4四銀型の▽5五歩反発型、飛車先不突きバージョンです。

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戦いの直前の図ですが、居飛車は飛車先の歩を全く突いていないので、囲いが通常より2手、先手番と比べると1手早く囲っています。その分、8筋からの反撃が無いのですが、飛車先不突きを活かす工夫の構想を見せてきました。

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VS居飛車穴熊▲6六銀型 その3

<前回までのあらすじ>
結局、後手番で早めの▲9九玉を咎めることができるのか、よくわからなかったけど、でも多分咎めることができる!というのがマイ結論!うん、いけるいける。この▽6五銀でいけるよね?

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ついに王将戦、渡辺VS羽生戦が始まりましたね!と言っても実はこの記事、前々日に書いているんで、全く内容は知らないんですが、、羽生先手なら角換わり、後手なら横歩取りを予想しておきます。はい、どうでもいい予想をいれつつ前回ラストは、下図での次の一手問題でした。

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ヒントで「飛天御剣流の抜刀術は常に二段構え!」いや「二段構えの詰めろ」と書いてあったかと思いますが、次の一手は分かりましたでしょうか?

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VS居飛車穴熊▲6六銀型 その2

<前回のあらすじ>
居飛車穴熊の早めの▲9九玉を咎めるべく、果敢に▽4五歩と仕掛けていったH-I。ところがどっこい、これは無理攻めだったことが発覚!さあここからいったいどうなる?

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というわけで今回のテーマは、この▽4五歩の仕掛けが成立するか否か?です。広瀬七段の棋書には、四間飛車穴熊側が不利になるという解説だったわけなんですが、ぼく的にはそう簡単でもないのでは、と思いました。

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VS居飛車穴熊▲6六銀型 その1

今回の棋王戦の挑戦者決定戦「三浦九段VS永瀬六段戦」は熱かったですね!勢いのままに永瀬六段の挑戦を期待していたのですが、大熱戦の末に敗れてしまいました。なんとなく永瀬六段を応援していたので、ちょっと残念です。

さて、今日はVS居飛車穴熊の▲6六銀型です。はい、基本図はこちら。

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今、居飛車が▲9九玉と穴熊に入った局面です。一見、普通の局面ですが、実は▲6六銀型の穴熊ってなかなか▲9九玉とできないんです。

簡単に言えば、▲9九玉の前に①▲5八金右〜▲6八金右〜▲7八金上とする、または②右金はそのままに▲7八金とする、このどちらかが必要になります。なぜならその形でないと、振り飛車からの▽4五歩に対応できないからです。

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