先日、将棋世界4月号をiPadで読んでいたら、広瀬八段の四間飛車穴熊講座の連載が最終回を迎えておりました。
じつはここ数年、将棋世界はずっと電子書籍版で読んでいました。しかしこの電子書籍版、いかんせん途中のページから読むというのがしづらいんです。
だから前から順番に読んでいくわけなんですけど、将棋世界の最初の方って、一ヶ月前のタイトル戦の観戦記とかが連続して面白くなくて途中で力尽きるんですよね。
まあそれはさておき、この広瀬八段の連載、四間飛車穴熊党としては垂涎のコーナーだったよね!と思いきや、ここ半年は仕事が忙しすぎて、将棋世界をそもそも全然読めてなかったんですよね。だからこの連載の存在自体、知ったのが最近です。
一応、第1回から読み直してみましたが、定跡の解説が中心だったので、自分としてはそんなに読まなくてもいいかなあと思いました。でもやっぱり途中で力尽きたので、後半ほとんど読んでないですけど、、
が、このコーナーの最初にある「今月の頭のトレーニング」という問題を見て、うーん、解けない!と思って解答を読もうとしたら、このコーナーの最後までいかないと解説が読めないんですよね。
これは電子書籍的にはかなりめんどくさい作業で、しかも頑張って移動したのに解説のところに問題図の局面が無いというオチ。うう、問題図のとこに戻ってまた解説見てとか電子書籍では絶対無理。
じゃあ問題図から解説まで自分で書くか、、というわけで長い前置きにお付き合いありがとうございます!今日は広瀬八段の四間飛車穴熊の実戦からの問題です!!
2012年の広瀬ー豊島戦より。ぱっと見はかなり後手玉に迫っていて、自玉も2手スキで勝てそうに見える局面です。
ヒントは誌面上では書いてあったけど、書いてしまうと面白みが半減しそうな問題と思うので書きません。さあ、ここで後手玉を寄せる次の一手、というか一気の寄せとは、、?
チッチッチッ、、(秒針の音)
はい、ヒント無しでは相当に難しかったと思います。なのでここでヒント!
「2四の地点を攻める!」
チッチッチッ、、
正解は、、
▲2五桂!▽同歩に、、
▲2四桂!!の桂の2連打が凄いですね!
以下は▽同金▲2二銀成▽同角▲同金▽同玉▲3一角で投了図。
鮮やかすぎですねこれは。
というわけで、この将棋の序盤が何気に興味深い展開だったので、次回はこの実戦を追いかけてみたいと思います。ではまた!