VS銀冠 ▲4五歩型1

先日、ついに我が家にフリーのBonanza先生をインストールしてみました。電王戦を観てたらコンピュータと指したくなってしまい、PCソフトは持っていなかったので、色々調べてやっとインストール。

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さて、このBonanza先生。どうやら将棋倶楽部24でR2400程度らしいです。PCの性能によると思うけど、入れたPCはcore i5のそこそこ性能なので、それなりに強くなりそう。自分はR2000くらいなので、大駒1枚くらい違う計算だなあ。しかも対抗形には滅法強いという噂ですしね。

まあとりあえず指してみよう!として迎えたのが上図だったわけです。

 

実はこの局面、すでに7〜8回目です。ええ、Bonanza先生にボッコボコのボコボコにやられ続け、途中で席を入れ替わってみても負けるというサンドバッグ状態。うう、めっちゃ強い(涙)

フリーソフトでこの強さかあという驚きと共に、こいつに勝てればR2400あるってこと?と前向きな気持ちで挑戦し続けて7〜8回目。ここでもう一度基本図を再掲。

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これ定跡形ですが、広瀬八段の棋書「四間飛車穴熊の急所」に載っている形と少し違います。棋書では▽1五歩の代わりに▽7四歩になっています。またその解説では▽1五歩であっても同じ、として特に▽1五歩型についての解説は載っていません。

実際問題、後で▽7四歩は突くことになるので同じといえば同じなんでしょうけど、▽7四歩の方が早く攻撃形を作れるわけで、本ではけっこう一直線の変化ばかり書かれていますが、早い仕掛けが無いおかげか、湾曲的な指し方をされるんですよね。

基本図以下は▽4四歩!とすかさず4筋を反発するのが定跡。▽4四歩▲同歩▽同銀で下図。

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まずここが第1の問題ポイント。

棋書では(▽7四歩型ですが)▲6五歩が最善として解説されています。基本的な狙いは▲6五歩〜▲6六銀〜▲5六歩の仕掛けなのですが、これを最初に数回試してみるも、勝てる感じがしないんですよね。

本と違って、じーっと待たれるんですよね。上図から▽4三金〜▽4五歩〜▽2五歩のように。▲6六銀型は作れても、▲5六歩には▽2四角が嫌らしい感じで、身動きとれなくなるんです。そうこうしていると▽7四歩から仕掛けられてしまうというジレンマ。

というわけで試行錯誤の末に行き着いた形が、これ。

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ここで▲4八飛です。この形は▽7四歩型では、この後に▽7二飛以下振り飛車不満と、棋書に書かれていた形ですが、ここでは▽7四歩が入っていないので有力なのではと思います。

というわけで序盤編はここまで。次回はねっとりとした中盤戦です。それではまた〜


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