今回は、2015年に研究したい戦型ランキングをいってみたいと思います。
2015年研究したいランキング第4位
「対銀冠▲4五歩型」
実戦では▽1五歩の代わりに▽2五歩だったり▽7四歩だったりしそうですが、まあ上図の形から▽4四歩▲同歩▽同銀と進む形の対策と方針を今年はしっかり練りたいと思っています。
この形の遭遇率は体感で約10%くらいですが、定期的に当たる戦型なので重要課題局面と言えます。そしてなんと言ってもあまり勝てる気がしないんですよね。
一時期当サイトでも研究をし、特にボナンザ先生とは個人的にここを指定局面として10局以上指しましたが、いやむしろ指してしまったせいかイメージの悪い局面です。
ちなみに当サイトでのぼくの研究手は下図の▲4八飛。
うん、今見て初めて思い出しましたね。つまり実戦で指したことないなこの手、、
研究した挙げ句に研究したことをすっかり忘れてしまうのがぼくの悪い癖なので、今年はこの手をしっかり追求していきたいと思います。特に▽7四歩が入っていない形では有力なのではと、今更ながら思いますね。
というかいつもここで何を指してたんだろう、、
2015年研究したいランキング第3位
「対右四間飛車」
適当に並べてみましたが、上図のようにそもそも右四間飛車相手に穴熊に囲いにいって大丈夫なのかという根本的な疑問があります。
まあしかし、このサイトを運営している以上、不安はあっても穴熊に囲いにいくしか選択肢が無いわけですが、経験から言うと穴熊に組み上がる間で仕掛けられたことは多分無いです。
上図から仮に▽5二金右▲1九玉とした瞬間が怖いですが、まあしかし居飛車視点からすると▽6五歩とするには時期尚早な感じです。角交換から▽4五角のような狙いはあるものの、▽6五歩に▲2八銀としたくらいでも仕掛けがうまくいくイメージは持てなさそうですね。
というわけで、めっちゃ不安な形だけど穴熊へは組めるような気がしています。そのあたりも含め、四間飛車穴熊としての対右四間飛車の指し方を検討していきたいと思ってます。
この戦型の体感遭遇率は5〜10%程度ですが定期的に当たる印象なので、ベストな布陣と▽6五歩や▽8五桂とされたときの対応などを決めておきたいですね。
2015年研究したいランキング第2位
「対居飛車穴熊▽4四歩型〜▽4二銀とされた形」
ずばり上図の局面ですね。実はこれ、当サイト初の記事として自戦記にした戦型でもあります。▲5八金型の時の相穴熊戦では王道の定跡手順で、以下の定跡は▲4五歩▽同歩▲3三角成と進みます。
ぼくの初自戦記の手順は上図以下、▲6四歩▽同歩▲6九飛に▽8六歩▲同歩▽4五歩と進みました。
当時はよく分からなかったけど、この▲6四歩▽同歩▲6九飛も悪くないなと思いますね。実戦での読みはたしか、▲6九飛に▽6二飛と受けてくれればそこで▲4五歩の方が定跡手順より得なんじゃないのかと思った気がします。
この将棋以降、一度もこの仕掛けを指したことが無いですが、定跡手順もあまり手応えが良くないので、今年はこの仕掛けを追求してみようかな。
特に後手番の時にこの形になると▲9六歩(後手番なので実際は▽1四歩)が入っていないので定跡手順だと少し困るということもあるんですよね。しかし4枚穴熊を相手にするのが常にげんなりするんですけどね。
2015年研究したいランキング第1位
「対居飛車穴熊▽4四歩型▽4三金型」
この居飛車の布陣、▽4三金型が何気に遭遇率としては最も多いような気がする形です。体感遭遇率は約20%と言ったところでしょうか。
上図はぼくの自戦記からの局面で、かなり待機をしている印象ですね。ぼくがよく指す形としては、▲6五歩を保留したまま4筋で1歩交換して待機してます。
上図のような▽3一金型では▲6四歩▽同歩▲7五歩▽同歩を入れてから▲4五歩として、将来の▲4五飛が4三の金と7五の歩取りを見せるような展開が理想なのですが、居飛車の指し方も多岐にわたるので難しいですね。
なんにせよ、けっこう遭遇する割には特に対策を考えていないので、今年は何かしらの対策を打ち立てたいなというのを今年の一番の目標としてみたいと思います。
それでは今年もどうぞよろしく!
毎回勉強しながら読まさせていただいています。
目標立て良いですね!
僕も4四歩型4三金穴熊と右四間飛車とは頻繁に対局するので、対策を立てたいと思います。
今年もブログ運営頑張ってください!!
田原さんいつもありがとうございます!
目標を立てておかないと、やることをすぐ忘れそうですからね。
それにしても4三金型と右四間はやっぱりけっこう多いですよね。
いい対策を見つけたいなと思いつつ、新年一発目は対トーチカですいませんでした。
というわけで今年もよろしく〜