羽生結弦が金メダルを取ったのが現地時刻で2月14日。そして羽生善治が七冠達成したのも2月14日。そんな2月14日に、哀しいお知らせが届きました。「将棋世界アプリ休止」のお知らせです。
ぼくは結構Apple好きで、このブログもiMacから更新していますし、最近使ってないけどMacBookAirもあり、iPadは1,2,3に初代mini、iPhoneは3GSから使い始めて今は壊れかけの5を愛用中です。
そんなぼくの一番のお気に入りiPadアプリがこの「将棋世界アプリ」。常に何十冊という将棋世界を持ち歩けるという幸せがステキです。
そしてなんといっても、その充実した機能が半端ないんです。見た目は将棋世界誌の電子書籍ですが、誌面の見た目そのままに、局面図をタップすると駒が動かせるという優れもの。初めて見た時はかなり驚きました。
普通の紙面では棋譜が書いてあって、途中図として局面図がいくつか掲載されている形式ですが、どの局面図からでも初手から最終図まで再現可能。これによって変化が視認できる他、棋譜データが全て入っているので、柿木将棋アプリと連動させることによって局面検索!等も可能。気になる局面は柿木将棋アプリへ移動して一人検討も可能です。
一冊あたり約100棋譜くらい入っているので、このアプリが発売されてからの約3年分で4000棋譜くらいあるのかな?とにかくここまでくるとデータベースとしても使えるくらいの量になってきていました。
とりあえず凄い内容だったわけですが、明らかに制作が大変だなと思っていたので、休止は哀しいですがしょうがないかなと思います。休止の代わりに今後は普通の電子書籍版に移行するみたいです。
正直に言ってしまえば、最初から普通の電子書籍版で十分だったと思います。図面が動かせるのは確かに便利だけど、将棋世界をアプリで見る人という時点で、みんな頭の中で動かせる人達でしょうしね。
あと、ひとつだけあった欠点として、iPadアプリなのでiPhoneで使えなかったんですが、電子書籍版になればiPhoneでも読めるようになるので、そこは良いですね。
問題は、電子書籍ストアのどこで購入するのが一番良いのかということですね。自分はiPadは発売当初から使っており、特に電子書籍アプリはほぼ全て試してきました。とりあえず発売予定の電子書店は下記になります。
「マガストア」「Fujisan.co.jp」「雑誌オンライン」「Amazon Kindle」「Google Play」
まず落ちるのが「Fujisan.co.jp」。数年前に試してから使っていませんが、使い勝手がかなり悪かったですね。アプリ内購入も出来なかったはず。
一時期気に入っていたのが「マガストア」ですが、現状アプリの評価はあまり良くないようです。基本的には色々な雑誌が読める書店でアプリ内購入もできるのでけっこう好きでしたが、今は自分も使っていないですね。
現状で自分のお気に入りは「雑誌オンライン」です。最初の比較でマガストアに負けたため(自分の中で)何年も使っていませんでしたが、最近「週刊将棋」が買えるようになったので、久々に使ってみました。
アプリの操作性は良好、同期スピードもなかなか、アプリ内購入も可能。ついでにNHK将棋講座も買ってみましたが、こちらも問題なく良い感じで一押しですね。試しにiPhoneで読んでみましたが、ダブルタップで簡単に拡大できるので思ったより読みやすかったです。やっぱり100%持ち歩くiPhoneで読めるのは大きいですね。
将来性で言えば「Amazon Kindle」が一番かなと思うんですが、このアプリの欠点として、アプリ内で本が購入できないということ。個人的にはこれだけでアウトですが、気にならない人なら、将来を考えると一番良いと思います。一番怖いのは、10年後、20年後にそのサービスが残っているか、ということなので。
そして最後は「Google Play」。一応Android携帯も持ってはいるのですが、2年前の機種なのでその時点でめちゃくちゃ使いづらいので検討できないですね。ただ、Googleは意外に突然サービスを休止する会社でもあるのでどうかなあと思うけど、まあ電子書籍は大丈夫かなと思います。使っているタブレットがAndroidであれば検討しますね。
本当はAppleのiBooksで発売して欲しいんですが、将棋関係はなかなか発売してくれないですね。もしくはKindleがアプリ内購入させてくれればと思います。
しょうがないので現状は「雑誌オンライン」ですね。iPad発売当初からあるストアだし、将棋に関して言えば充実した内容で文句無し。ただ10年後にあるのかと言われると自信が持てない、、