「忘れた頃にやってくる「市販のカレールウで美味しいカレーを作る」のコーナーです!それではリストランテシケンのシェフH-I先生の登場です!」
H-I「こんばんわ!今回は前回よりも美味しいカレーを作ることに成功しましたので、楽しみにしてください!」
「おお!いきなりの勝利宣言ですね!これは楽しみです。それでは早速、本日のカレールウに登場してもらいましょう!」
「まずはH-Iシェフに質問です。今回のこの2つのカレーの選抜理由はいったいなんでしょう?」
「はい、まず①ですが前回香りの評価点の高かった「とろけるカレー」の上位版「こい とろけるカレー」を発見したので採用しました。はっきり名前的に上位版ですからね、間違いないと思います。また②ゴールデンカレーは、前回選ばなかったので、なんとなく、ええ、はい。」
「なるほど、それでは早速調理に入ってもらいましょう!今回は前回と違ったこだわりを見せるとお聞きしましたが、、」
「はい、こんかいはまず、野菜をバターで炒めます。前回はバター不在のためマヨネーズでしたから、これだけで上位版ですね。また、みじん切りしたタマネギも飴色になるまで炒めて使用します。」
「それでは材料です。メモのご用意をお願いします。」
S&B こい とろけるカレー 中辛 5皿分
S&B ゴールデンカレー 中辛 5皿分
たまねぎ 小2個(ひとつは飴色にして使用)
にんじん 中1本
じゃがいも 小4個
水 1125CC
コンソメ 1個
一味唐辛子 少々
ハチミツ 大さじ1杯
黒砂糖 少量
ウスターソース 大さじ1杯
「以上です。あれ、ハチミツとかソースとかありますね、、前回たしか、隠し味は入れない方が良いと力強く否定していた気がしますけど、、」
「ええ、そうなんですが、ネットで調べた人気のカレーレシピに入っていたので、思い切って試してみることにしました。ちなみにそのカレーはZEPPINカレーとこくまろカレーを使用し、ハチミツとソースを隠し味に入れるだけというシンプルなものでした。」
「そうなんですね。あっさり自分の意見を曲げることができるのがH-Iさんの長所ですね!」
「ええ、将棋も線で読んで、点で見るのが大事です。それではまずみじん切りにしたタマネギ1個を飴色になるまで炒め、それを一回どけて、今度は他の具材を炒めます。そして水と、飴色タマネギ、一味唐辛子少々を入れ弱火でアクを取りながら煮込んでいきます。
ちなみに少々は人差し指と親指でひとつまみ、少量は中指と親指でひとつまみした量です。お料理豆知識でした。
そして15分程度で火を止め、粗熱を取ったあと、カレールウをゆっくりと1つずつ溶かし入れていきます。粗熱をとってからルウを入れるのが、カレーをまろやかにするポイントです。
そしてここで隠し味のハチミツ、黒砂糖、ウスターソースを入れ、さらに弱火で5分ほどとろみが出るまで煮込みます。はい、完成です!」
「あれ、肉入ってないですね?」
「ええ、今回は別途カツを買っておいたので、それを使いました。とりあえず肉の追求よりも先にカレールウの追求が先ですので」
「なるほど、香りはやはり前回同様文句なしですね! そして味ですが、、濃厚な感じでうまい!うまいですよこれ!」
「ええ、今回は前回とルウの組み合わせを変えてしまったために、なにが原因で美味しくなったかわかりにくいのですが、こくまろカレーとゴールデンカレーによる差というよりは、ハチミツとウスターソースを入れたことにより、コクが深まったと考えられます。さらに次の日に野菜ジュースを入れてみましたが、酸味が出てまた違う感じに美味しくなりました。」
「もう今回のもので完成形でしょうか?」
「いえ、もう少し味に深みが出せる余地がある気がします。また他のルウの組み合わせも検討していきたいですしね。市販のルウで作るカレーも、考えて作るとかなり楽しみ方が出てきますね。今回のカレーは子供にも大好評でした。」
「そうですね、みなさんも色々な組み合わせをチャレンジしてみください!それではまた!!」