今日は久々に家でゆっくりと豊川七段のNHK将棋講座を見ていたのですが、、なんと今回の講座で「▲7七飛戦法」というものを取り上げていて、これがまた衝撃的だったのでメモしておきます。
まずはどんな戦法かというと、初手から▲7六歩▽8四歩▲7八飛▽8五歩とした平凡な序盤の一風景が下図。
ここは誰がどう見ても▲7七角の一手なわけですが(うっかり▲4八玉とかだと▽8六歩▲同歩▽同飛で早くも飛車成が受からず先手不利)、ここでまさかの▲7七飛!とするのが今回ご紹介する▲7七飛戦法なわけです。
いやぁ、すごい手ですね。驚きと共に、意味が全くわかりません。先に狙いを言うと、この戦法は「この▲7六歩▽8四歩の序盤からでも先手石田流を目指す」という作戦です。
後の変化を知ると、なるほどと意味が分かってくるのですが、この手自体の意味としては8筋を受けながらも飛車筋を通しながら7筋に置いておきたいということです。
だからつまり、必然的に▲7七飛になるということですね。と書いても余計に全く意味が分からなくなったと思うので、先の手順を見ていきましょう。