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VS居飛車穴熊▽4四歩型 その20「続・PonaX新手」

前回紹介したPonaX新手がこちら。

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この、振り飛車優勢とされていた局面での▽8六歩▲同歩▽5五銀の仕掛け。

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これが新感覚の仕掛けで、▽6六銀を見せて▲6七金の受けには▽4二角で居飛車優勢になりました。そこで今回は「目には目をPonaXにはPonaXを」ということで、PonaXに導き出してもらったもうひとつの受け、▲4八飛!を検討してみます。

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VS居飛車穴熊▽4四歩型 その19「PonaX新手」

先日発売したばかりのPonaXをゲットしました。PonaXとは、第3回電王戦の5回戦で屋敷九段に勝ったponanzaと同等の将棋プラグラムの市販ソフト。最高棋力はなんと八段!と言ってもよく分からないので、早速その最高棋力と指して見ることに。

とりあえず操作感は非常にスムーズ。最大棋力を発揮させるためには時間無制限にしてあげる必要がありますが、そんなに指し手に時間を使ってこないですね。まあ、時間を使う必要が無かったというだけかもしれないですけど、、

さて、将棋の方は相穴熊へ。PonaXの居飛車穴熊▽4四歩型対ぼくの先手四間飛車穴熊の▲5八金型となりました。そして迎えた下図の局面。

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PonaXの指し手は、なんと▽3一金!これは広瀬八段の棋書で緩手とされている一手で、ここは▲4五歩の仕掛けに備えて▽3二金寄(下図)とし、▲4五歩に▽4二飛の形を用意するのが定跡。

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居飛車としても、駒組みでの注意点として▽3二金寄を先に指すのは重要ポイントだと思っていたのですが、、さすがPonaXですね。ここは当然▲4五歩!と切り込むところ。だって定跡書に、これにて先手良しと書かれていたわけですからね。

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果たしてPonaXの用意の一手とは何なのか、、

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