前回は下図の局面での次の一手問題でした！

ここで勝利を決める受けの一手は次のどれでしょうか？

①▽９一玉

②▽７三玉

③▽８一玉

 

まず①▽９一玉は、▲５一桂成が詰めろになって大失敗。まあ▽８一金とすればあと銀３枚あるので受け切れるかもしれないですけど、またしばらく受けに回る展開になりますね。

次に②▽７三玉は、平凡な手ながらやはり▲５一桂成があって危険な一手。１一の馬が利いてきそうで、一番嫌なムード漂う展開ですね。

というわけで正解は③▽８一玉でした。

こうしておけば、▲５一桂成には▽７一玉と角を取ることができるので、つまり先手は▲５一桂成とできません。しょうがないので▲５三角成くらいですが、そこで実戦は▽６一金と逃げましたが▽６二銀と弾いた方が良かったかな。

相手の攻めを受け切ったら、あとは相手の攻め駒に当てながら自陣に駒を増やしていくような指し方をするのがいいですね。

上図以下、▲５三角成▽６一金▲２六歩▽４五飛▲６八飛と進んで下図。

ここから相手の攻め駒に当てながら自陣に駒を配置していきます。まずは▽５二香。

これは攻防の手になりますね。以下▲６四馬に▽７三銀。

この一手でだいぶ硬くなりました。でもここは金を打って６三の桂馬も外しにいった方が良かったかも。

さらに▲４六歩▽同成桂▲４二馬▽５七香成▲１八飛▽５六成桂▲３三馬右引に▽５二金打。

がっちりと受けて安全です。めでたしめでたし。ということで、それではまた〜！