大晦日の電王戦

昨日だったかな?テレビを見ていたら、もの凄いCMを観ました。

いつぞやの曙VSボブサップか?という感じの演出の、
「人類 VS COMPUTER」

そう、将棋電王戦の大晦日生放送のCMです。

まあ生放送と言ってもニコニコ動画ですけどね。
この電王戦、第2回は異様な盛り上がりをみせましたね。

やっぱり、サッカーを普段観ない人も日本代表と言われると、
どうしても観てしまうし応援してしまう理論ですね。

それに加えてさらに 人類>日本代表 ですもの。
棋士なんか知らなくたって応援しますよね。

そして第2回電王戦、あの人選と並び順に米長会長の作為を感じますよね。

多分、米長さんはあの当時、まだプロ棋士の方が強いと思っていたはずです。
なので、強すぎるプロを5人並べても盛り上がらない。
そこで3人強い人を1,3,5番手に、弱めの人を2,4番手に配置。

うまくいけば、勝ったり負けたりで2勝2敗で最終戦を迎え、
最後は本当のエースを入れておけば、プロ棋士の勝利で終わりってわけです。

将棋界を知ってる人が見れば一目瞭然の人選ですが、
最大の誤算は3戦の船江五段のまさかの敗北でしょうか。

しかしそれによって第4戦で感動の将棋が生まれたんだと思います。
3戦目まで全く電王戦に興味の無かったぼくも、3戦目の棋譜を観て
あの船江五段が終盤でこんな負け方をするとは、かなり人類が窮地に立っていると察知。

もちろん第4戦はリアルタイムで観戦しました。
いやぁ泣きましたね。今思い出しても泣けますね。

絶体絶命のピンチから、入玉を目指す塚田九段の指し手は、心を打ちました。
塚田九段の敗北=人類の敗北 ですから、その双肩にかかる重みは計り知れません。
将棋を観て泣いたのは初めてですね。

いや、弱めの人って言ってほんとすいませんでした。
そんなこんなで大晦日に、船江五段のリベンジマッチがあるみたいです。

詳しくはコチラ→電王戦公式サイト