VS棒銀 研究編3

2筋の突き捨てから▲1五銀▽4五歩に▲6六銀とした局面が、本日のテーマ図です。

kifu20140503a

この▲6六銀の狙いも、前回の▲5五歩と同じく角交換を防いで▲2四銀と活用すること。

しかしここでじっと▽3三角!が落ち着いた好手。

kifu20140503b

一見、▲3四歩と突かれて損にしか見えないですが、それには▽同銀!があり、以下▲同飛にここで▽6六角!

 

kifu20140503c

▽8八角成が王手になる為、駒損せずに大捌きとなり、これは振り飛車優勢。

よって▲3四歩がだめなので、しょうがなく▲4五歩と歩を補充し、以下▽3五歩▲2八飛くらい。

kifu20140503d

ここは▽2二飛くらいでも指せそうですが、▽3六歩!が強手。

kifu20140503e

▲2四銀にはやはりここでも▽6六角!があります。

kifu20140503k

以下▲同角に▽3七歩成▲2六飛▽3六と▲3三歩

kifu20140503m

このあたりで飛車交換をするのが相場でしょうか。

以下は▽2六と▽3二歩成▽同銀で下図。

kifu20140503h

飛車を取り合ってこの形では、はっきりと振り飛車優勢。

以下▲1一馬には▽4六歩!がボナンザ先生推奨の一手。

kifu20140503j

この形は全般的にこの▽4六歩が急所ということなんでしょうか。記憶しておくと役立つかもしれませんね。

というわけで、棒銀から▲1五銀と出る変化を研究してみました。いくつかのパターンを確認できたので、実戦で出会っても落ち着いて対処できそうです。一ヶ月以内で出会えば。

それではまた〜