カテゴリー別アーカイブ: VS居飛車穴熊

VS居飛車穴熊▲6六銀型 その2

<前回のあらすじ>
居飛車穴熊の早めの▲9九玉を咎めるべく、果敢に▽4五歩と仕掛けていったH-I。ところがどっこい、これは無理攻めだったことが発覚!さあここからいったいどうなる?

kifu20140108b

というわけで今回のテーマは、この▽4五歩の仕掛けが成立するか否か?です。広瀬七段の棋書には、四間飛車穴熊側が不利になるという解説だったわけなんですが、ぼく的にはそう簡単でもないのでは、と思いました。

続きを読む

VS居飛車穴熊▲6六銀型 その1

今回の棋王戦の挑戦者決定戦「三浦九段VS永瀬六段戦」は熱かったですね!勢いのままに永瀬六段の挑戦を期待していたのですが、大熱戦の末に敗れてしまいました。なんとなく永瀬六段を応援していたので、ちょっと残念です。

さて、今日はVS居飛車穴熊の▲6六銀型です。はい、基本図はこちら。

kifu20140108a

今、居飛車が▲9九玉と穴熊に入った局面です。一見、普通の局面ですが、実は▲6六銀型の穴熊ってなかなか▲9九玉とできないんです。

簡単に言えば、▲9九玉の前に①▲5八金右〜▲6八金右〜▲7八金上とする、または②右金はそのままに▲7八金とする、このどちらかが必要になります。なぜならその形でないと、振り飛車からの▽4五歩に対応できないからです。

続きを読む

VS超速▲5五歩 その3

<前回までのあらすじ>
居飛車の超速▲5五歩の仕掛けに対し、①▽5二飛と②▽5四歩▲同歩▽5二飛を研究したものの、いまいちな結果に終わってしまった、、最後の③▽4五歩に光明は見いだせるのか!?

kifu20140103c3

さて、今回はついに▽4五歩の研究です。ここでの居飛車の候補手は以下3つ。

A:▲7八金 B:▲6八角 C:▲8六角

続きを読む

VS超速▲5五歩 その2

<前回のあらすじ>
居飛車からの仕掛け「超速▲5五歩」(下図)に対して対策を研究しよう!ということで3つの対抗策をピックアップ。果たして最有力の対抗策とは、、!?

kifu20140103a2

おもち食べ過ぎでやっぱり正月太り、H-Iですこんばんわ!いやあ怖すぎて体重計に乗れないですね。というわけで今回は、上図から▽6五銀▲2六飛に対して、第一の対抗策である▽5二飛を研究していきます。

kifu20140103c1

基本的な狙い筋は、前回も書いた通り▽5四歩▲同歩▽同飛から▽5六歩〜▽7六銀。まずは定跡書で研究した手順を紹介します。

続きを読む

VS超速▲5五歩 その1

2014年に入りまして、もうひとつのマイブログ「将棋棋書ブログ」が「将棋棋書ブログ2」として再始動しました!ひたすら棋書について語るだけのブログですが、みんなよろしくね!

というわけで2014年は連戦連敗、今日も絶不調のH-Iですこんばんわ!

いやあやばいッス、最近の不調ぶり。でも色々な居飛車からの仕掛けがくるので、参考になりますね。今日はそんな色々な新しい仕掛けのひとつ「超速▲5五歩」の研究に入りたいと思います。

はい、仕掛けの図です。

kifu20140103a2

なるほど、なるほどね。
あるにはある仕掛けですよね。

ただし広瀬七段の棋書には載っていない形ですね。
(載っているのは▲6六銀▽6四歩▲5五歩の形のみ)

しかし!こう見えて直近10数年以内に発売した棋書のほとんどを読んだと自負する、自称棋書マスターの私H-Iですから、この展開が載っている棋書を一瞬で2冊思い浮かびましたよ。

ひとつは小倉七段著の「下町流三間飛車」と、西川四段の「西川流振り飛車 居飛車穴熊破り」という2冊です。

続きを読む

VS居飛車穴熊▽4四歩型 その13

いやあ、大晦日の電王戦は観戦してるだけで緊張感ありましたね!
とにかく船江五段が勝って良かったです。
これで人類通算2勝4敗1引分、、あれ、まだダブルスコアですね、、

そんなこんなで、新年あけましておめでとうございます!
今年も一年、四間飛車穴熊で頑張っていこうと思っているH-Iですこんばんわ。

さて、早速前回の問題図(下図)ですが、、なにがいつもと違うのか??

kifu20131231a

正解は、いつもと違って居飛車側が私H-Iなのでした、、!

なんだかんだで居飛車をたまに指しているんですが、何気に四間飛車穴熊ってあまり指してくる人いないですね。

むしろノーマル四間飛車とか、藤井システムとかが多いです。なので四間飛車穴熊を見て、つい嬉しくなって自分の研究手順に誘導したのですが、、ここで突然の仕掛け▽6五歩!

kifu20131231b

やっぱり、逆サイドに立ってみないと分からないことってありますよね。と思いつつ、そういえば広瀬七段の本を読んでいて、すごい気になってることがあったのを思い出していました。

続きを読む