今日からは心機一転、四間飛車穴熊対居飛車急戦「スピード角交換」にいってみたいと思います。仕掛けの図はこちら。

普通は居飛車が先手で使うことが多い急戦のひとつですが、後手番のスピード角交換を食らってしまいました。通常とどこが違うかというと、後手番で▽７四歩と▽５四歩を省略する代わりに▽１四歩が入っています。

狙いは単刀直入で、▲１九玉の瞬間に角交換を挑み、▽４五角の一点狙い。単純ながら四間飛車穴熊や三間飛車穴熊相手にはあり得る仕掛けです。

 

このタイミングで▽６五歩が入れば良いので、居飛車としては▽７四歩や▽５四歩は省略しても問題なさそうですね。というわけで実戦は以下、▲６五同銀▽７七角成▲同銀で下図。

はい、以前急戦に対した時（対スピード斜め棒銀）の学習効果で、うっかり▲７七同銀と指してしまいましたが、またしても定跡とは違う手を早くも選択、、！

うう、、定跡手順は次回研究するとして、実戦の手順を見ていきます。以下は当然の▽４五角。

ここできちんと「スピード斜め棒銀の定跡」通りに▲７九金、、！

うーん、、我ながらよく学習していたと思いますが、こういう部分的な手筋は忘れにくいんですかね。まあ居飛車としても▽２七角成ができても次が無いと言えば無いわけで、、

▽２七角成に▲３八金とはじいて、以下は超持久戦へ、、！

石田流の形を作り、金銀をじわじわ玉に近づけて堪え忍んでいたところ、▽８六歩▲同歩▽８八歩と垂らしてきたところ。ここはもちろん、、

▲７八角の一手。こういう手を苦も無く指せるようになったのも、年かなあ、、と思って見たり。そしてさらに進んで下図。

▲８九の角も遠く２三を睨んで好位置、金銀も密集できて万全ということで攻撃開始です。まあ、ここまでくれば優勢ということで、結局またしても定跡通りに指すことはできなかったものの、快勝することができました。

次回はきちんと定跡を勉強していきたいと思います！いやあ今回の実戦例は誰かの参考になればと思ったけど、いまいちでしたね、、しくしく

でもまあ、角交換から▽２七角成とされたとしてもこの程度、と思えば気楽ではありますね。それではまた！