VS居飛車穴熊▽4四歩型 その13

いやあ、大晦日の電王戦は観戦してるだけで緊張感ありましたね!
とにかく船江五段が勝って良かったです。
これで人類通算2勝4敗1引分、、あれ、まだダブルスコアですね、、

そんなこんなで、新年あけましておめでとうございます!
今年も一年、四間飛車穴熊で頑張っていこうと思っているH-Iですこんばんわ。

さて、早速前回の問題図(下図)ですが、、なにがいつもと違うのか??

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正解は、いつもと違って居飛車側が私H-Iなのでした、、!

なんだかんだで居飛車をたまに指しているんですが、何気に四間飛車穴熊ってあまり指してくる人いないですね。

むしろノーマル四間飛車とか、藤井システムとかが多いです。なので四間飛車穴熊を見て、つい嬉しくなって自分の研究手順に誘導したのですが、、ここで突然の仕掛け▽6五歩!

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やっぱり、逆サイドに立ってみないと分からないことってありますよね。と思いつつ、そういえば広瀬七段の本を読んでいて、すごい気になってることがあったのを思い出していました。

 

それは居飛車側としてこの▽6五歩の仕掛けに対し、常に▲6八飛とすることができる形で待つのが重要と書いてあるんです。

つまり▽6五歩に対しては▲6八飛で受かるってことなんですけど、それが無い形、▲5八金右〜▲4八金寄の2手間はどうなってるんだ?と。

本譜は▲4八金寄に▽6五歩でしたが、おそらく▲5八金右の瞬間だと、▽6五歩に▲6七金(下図)と指しそうですよね。

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まあ▲6八金寄としている局面からでも▲6七金は指せますが、どうしても1手損ですから指しにくいですよね。

しかしなるほど、やはり▲6七金型は玉は薄くなるけど上部に手厚い形ですね。▽6五歩を受けるだけならば優秀そうです。

逆に言えば、この瞬間に▽6五歩と突けば、▲6七金に限定させることができるかもしれませんね。メリットがあるかどうかは、まだよく分からないですが。

で、本譜に戻りますが、▽6五歩にはまず▲同歩が考えられます。▽6五歩▲同歩▽同銀で下図。

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この形は次に▽7六銀があって指しづらいと見ましたが、ここで▲8六角〜▲7七金〜▲6八飛のような指し方はありそうですね。

まあとは言っても5段目に銀を進める▲同歩は指しづらく、本譜は取らずに▲7八金寄▽6六歩と進んで下図になりました。

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ここで手拍子に指した▲6八飛が悪手で、▽6五銀で劣勢になりました。

ここはやはり▲6六同銀とするしかなかったですね。ただし、以下▽6五歩とされた下図はかなり嫌な形ですよね。

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ここで①▲5五銀は▽同銀▲同歩▽6六銀で悪そう。

②▲5五歩は▽6六歩▲5四歩▽6二飛 or▽6七銀できわどそう。

③▲5七銀とすればまた中盤戦が続く感じですかね。

とりあえず今回はこのあたりまでの研究で終わります。そして実戦は、以下相手の悪手があって逆転し、最終盤の局面が下図です。

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ここで▲9一銀なら後手玉は詰みそうですが、まあ実戦では怖いので手堅く必至っぽい手でいきました。そんな、なかなかいい感じの次の一手は何でしょうか?

<ヒント>
読み抜けがあると怖かったので、安めの駒でいきました。

それではまた明日〜!