ついに始まりました、電王戦リベンチマッチ。冷静に考えれば、菅井五段が1人で朝まで頑張り続けるのをみんなで見守るというイベント。異様です。
そして将棋の方は、、まさかの矢倉に、、あれ、PVは一体なんだったんだ！？ 来年は是非久保九段に四間飛車で立ち向かってもらいたいものですね。
というわけで現在の将棋のコンピューター画面がこちら。
序盤早々に菅井五段が1歩損したので不安でしたが、まあとりあえずは互角でしょうか。しかしまだまだ先は長いですね。
というわけで観戦しながら今日は久々に 将棋棋書ブログ2 を更新しました。書評というよりは、ただ単に2006年から2012年のプロの将棋で印象に残ったマイベスト10を書いただけですが、暇潰しに読んでね！
というわけでまた。
ついに明日ですね！電王戦リベンチマッチ！ いやあ、盛り上がってきました。無謀に見える持ち時間８時間対局ですが、いいですね。そもそも前局が完敗だったのに持ち時間が多くなって余計に不利になっているように感じなくも無いですが、いいですよ。菅井五段、アツいです。
四間飛車穴熊から果敢に仕掛ける▲４五歩早仕掛け編。ついに最終回です。
今回はここから▽３一金▲３九金、とお互いに様子見をしたPonaX対PonaXの対局を見ていきたいと思います。
特に振り飛車の指し方は、手が困った時に応用の利く指し方なので、振り飛車穴熊の秘手とぼくは勝手に思っています。というわけで実戦の進行を見ていきます。
四間飛車穴熊から果敢に仕掛ける▲４五歩早仕掛け編。第１回〜５回まで、居飛車の普通の対応と思われる▽４五同歩、▽５五歩、▽４三金の全てにおいて振り飛車が優勢になるという、まさかの結論で進んできました。
普通ならこの▲４五歩に対して、まず上記３つのどれかを指してくるはずなので、新規開拓研究としては成功かなと思います。
そして今回、第６回は最後の選択肢「▲４五歩に対してまさかの手抜きで▽３一金」の場合を検討します。
この局面でこれを指されたら、それだけでムムっと思いますよね。しかしこの手が実は PonaX及びボナンザ先生推奨の一手、つまりこの局面での最善の可能性が高い手、というわけです。
四間飛車穴熊から果敢に仕掛ける▲４五歩早仕掛け編。第５回は居飛車が▽４三金と受けてきた手に対し、何もせず単に▲３九金とする指し方を検討していきます。
こんな手があるのか？と思うのですが、▲４五歩▽４三金の形からPonaX対PonaXで対局させてみたところ、指したのがこの手でした。
以下は▽４五歩▲同銀▽４四歩▲５六銀まではほぼ必然の順。ここで▽４五歩としないのであれば、前回の順に合流します。
四間飛車穴熊から果敢に仕掛ける▲４五歩早仕掛け編。第４回は居飛車が▽４三金と受けてきた手に対し、▲４四歩▽同銀を決めてから▲３九金と様子を見る変化を検討していきます。
これが今日の基本図です。後手玉の形（▽４三金＋▽４四銀）が不安定と見て、この間に自陣に手を入れるという方針で、これはこれでありそうな手です。
前回の▲４五銀とぶつける変化は振り飛車指せそうではあったものの、かなりきわどい変化でした。なので今回は、後手の▽４三金型は果たして悪形なのかどうか、という根本にも迫れればいいなと思います。
それではここからは「居飛車がぼく、振り飛車がボナンザ先生」の一戦を検討していきます。
四間飛車穴熊から果敢に仕掛ける▲４五歩早仕掛け編。第３回は居飛車が▽４三金と受けてきた場合を検討していきます。
ここで先手からの対応はおそらく３パターン。
①▲４四歩▽同歩▲４五銀の仕掛け
ここで▲４四歩▽同銀を決めておかないと、次に逆に▽４五歩▲同銀▽４四歩とされてどうなのかという感じがしますよね。なので▲４四歩▽同銀までは決めておきたいと思うのが人情。
ここから踏み込んでいく▲４五銀が仕掛けとしては有りそうに見えますけど、どうか。
②▲４四歩▽同銀から▲３九金と様子見
タイミングを計る指し方で、▲４四歩▽同銀まで入れてから落ち着く指し方。これはこれで後手の形を決めさせているので、悪くなさそうな感じ。果たしてどうか。
③単に▲３九金
PonaXが指した一手。しかしこう指すと当然▽４五歩▲同銀▽４四歩と進むので、これが最善かどうかは判断が難しいですね。
この形はPonaX対PonaXの実戦例を観戦していきたいと思います。