作成者別アーカイブ: H-I

VS居飛車穴熊▲6六銀型 その3

<前回までのあらすじ>
結局、後手番で早めの▲9九玉を咎めることができるのか、よくわからなかったけど、でも多分咎めることができる!というのがマイ結論!うん、いけるいける。この▽6五銀でいけるよね?

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ついに王将戦、渡辺VS羽生戦が始まりましたね!と言っても実はこの記事、前々日に書いているんで、全く内容は知らないんですが、、羽生先手なら角換わり、後手なら横歩取りを予想しておきます。はい、どうでもいい予想をいれつつ前回ラストは、下図での次の一手問題でした。

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ヒントで「飛天御剣流の抜刀術は常に二段構え!」いや「二段構えの詰めろ」と書いてあったかと思いますが、次の一手は分かりましたでしょうか?

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VS居飛車穴熊▲6六銀型 その2

<前回のあらすじ>
居飛車穴熊の早めの▲9九玉を咎めるべく、果敢に▽4五歩と仕掛けていったH-I。ところがどっこい、これは無理攻めだったことが発覚!さあここからいったいどうなる?

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というわけで今回のテーマは、この▽4五歩の仕掛けが成立するか否か?です。広瀬七段の棋書には、四間飛車穴熊側が不利になるという解説だったわけなんですが、ぼく的にはそう簡単でもないのでは、と思いました。

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VS居飛車穴熊▲6六銀型 その1

今回の棋王戦の挑戦者決定戦「三浦九段VS永瀬六段戦」は熱かったですね!勢いのままに永瀬六段の挑戦を期待していたのですが、大熱戦の末に敗れてしまいました。なんとなく永瀬六段を応援していたので、ちょっと残念です。

さて、今日はVS居飛車穴熊の▲6六銀型です。はい、基本図はこちら。

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今、居飛車が▲9九玉と穴熊に入った局面です。一見、普通の局面ですが、実は▲6六銀型の穴熊ってなかなか▲9九玉とできないんです。

簡単に言えば、▲9九玉の前に①▲5八金右〜▲6八金右〜▲7八金上とする、または②右金はそのままに▲7八金とする、このどちらかが必要になります。なぜならその形でないと、振り飛車からの▽4五歩に対応できないからです。

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VSスピード斜め棒銀 その2

<前回のあらすじ>
居飛車のスピード斜め棒銀に対して、定跡とは全く違う指し方を見せつけるH-I。今回はまじめに定跡講座をしてみせるぜ!

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そういえばNHKの新春お好み将棋で、渡辺二冠が四間飛車穴熊を指していましたね。広瀬流ではなく、オールドタイプの四間飛車穴熊で勝っていたので、今度じっくり検討してみようかと思います。

というわけで今回は定跡研究編です!いやあついに四間飛車穴熊ブログっぽくなってきましたね。いつもいつも適当な四間飛車穴熊を指してますからね。

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VSスピード斜め棒銀 その1

さて、今回からは広瀬七段の棋書で「居飛車の秘策」として紹介されている「スピード斜め棒銀」にいってみたいと思います。まず基本図がこちら。

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はい、どの辺がスピードなのかというと、▲5八金右を省略して▲3五歩と仕掛けているのです。この仕掛けのメリットは四間飛車穴熊側の▽8二銀が入っていないので、角交換の後▲6五角が両取りで打てるということです。

まず初回の第1回は、実戦でぼくが指した手順を見てもらいます。これがまたビックリするほど最初から定跡と全く違う手順で指しているんですよね。きっと相手もビックリしたことと思います。

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VS超速▲5五歩 その3

<前回までのあらすじ>
居飛車の超速▲5五歩の仕掛けに対し、①▽5二飛と②▽5四歩▲同歩▽5二飛を研究したものの、いまいちな結果に終わってしまった、、最後の③▽4五歩に光明は見いだせるのか!?

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さて、今回はついに▽4五歩の研究です。ここでの居飛車の候補手は以下3つ。

A:▲7八金 B:▲6八角 C:▲8六角

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VS超速▲5五歩 その2

<前回のあらすじ>
居飛車からの仕掛け「超速▲5五歩」(下図)に対して対策を研究しよう!ということで3つの対抗策をピックアップ。果たして最有力の対抗策とは、、!?

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おもち食べ過ぎでやっぱり正月太り、H-Iですこんばんわ!いやあ怖すぎて体重計に乗れないですね。というわけで今回は、上図から▽6五銀▲2六飛に対して、第一の対抗策である▽5二飛を研究していきます。

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基本的な狙い筋は、前回も書いた通り▽5四歩▲同歩▽同飛から▽5六歩〜▽7六銀。まずは定跡書で研究した手順を紹介します。

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