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VS超速▲5五歩 その1

2014年に入りまして、もうひとつのマイブログ「将棋棋書ブログ」が「将棋棋書ブログ2」として再始動しました!ひたすら棋書について語るだけのブログですが、みんなよろしくね!

というわけで2014年は連戦連敗、今日も絶不調のH-Iですこんばんわ!

いやあやばいッス、最近の不調ぶり。でも色々な居飛車からの仕掛けがくるので、参考になりますね。今日はそんな色々な新しい仕掛けのひとつ「超速▲5五歩」の研究に入りたいと思います。

はい、仕掛けの図です。

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なるほど、なるほどね。
あるにはある仕掛けですよね。

ただし広瀬七段の棋書には載っていない形ですね。
(載っているのは▲6六銀▽6四歩▲5五歩の形のみ)

しかし!こう見えて直近10数年以内に発売した棋書のほとんどを読んだと自負する、自称棋書マスターの私H-Iですから、この展開が載っている棋書を一瞬で2冊思い浮かびましたよ。

ひとつは小倉七段著の「下町流三間飛車」と、西川四段の「西川流振り飛車 居飛車穴熊破り」という2冊です。

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VS居飛車穴熊▽4四歩型 その13

いやあ、大晦日の電王戦は観戦してるだけで緊張感ありましたね!
とにかく船江五段が勝って良かったです。
これで人類通算2勝4敗1引分、、あれ、まだダブルスコアですね、、

そんなこんなで、新年あけましておめでとうございます!
今年も一年、四間飛車穴熊で頑張っていこうと思っているH-Iですこんばんわ。

さて、早速前回の問題図(下図)ですが、、なにがいつもと違うのか??

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正解は、いつもと違って居飛車側が私H-Iなのでした、、!

なんだかんだで居飛車をたまに指しているんですが、何気に四間飛車穴熊ってあまり指してくる人いないですね。

むしろノーマル四間飛車とか、藤井システムとかが多いです。なので四間飛車穴熊を見て、つい嬉しくなって自分の研究手順に誘導したのですが、、ここで突然の仕掛け▽6五歩!

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やっぱり、逆サイドに立ってみないと分からないことってありますよね。と思いつつ、そういえば広瀬七段の本を読んでいて、すごい気になってることがあったのを思い出していました。

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VS居飛車穴熊▽4四歩型 その12

<前回のあらすじ>
めずらしく優勢で迎えた最終盤の下図。
ここでの決め手とは、、?

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ついに明日、いやもう31日なので今日ですね!大晦日の電王戦!冷静に考えたらこの電王戦、もう6局も対戦しているのに、未だ人間側の1勝ですね。今回は応援がてらリアルタイム観戦してみたいと思います。

さて、、前回色々あって最終盤が問題になってしまいました。

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VS居飛車穴熊▽4四歩型 その11

いやあ年末ですねえ。年末と言えば年末セール。今日はユニクロの年末セールに行ってきたH-Iですこんばんわ!

もともと安いユニクロがセールと言ってもよくわからないですね。結果、いつものように合計1万円以上も買い込んでしまいました。ユニクロさん、商売上手です。

さて、それでは今日の仕掛けの図です。

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はい、今日は最近のテーマである▽4四歩+▽4三金型です。おまけに1、9筋の端歩の突き合い+▽7三桂型です。居飛車側としては、▽4二銀と引く以外の候補手を全て指した、と言った感じです。

次の一手は▽4二銀が一般的ですが、まずはその時の先手の仕掛けを再検討してみましょう。

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VS居飛車穴熊▽4四歩型 その10

<前回のあらすじ>
突如、飛車角を切り飛ばし、圧倒的駒損になってしまったH-I。
駒の働きも悪い超劣勢で迎えたこの局面で、逆転への一手とは、、

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はい、前置きが長くなってしまったので記事を切り分けました。
今夜も遅くにこんばんわ!H-Iです。

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大晦日の電王戦

昨日だったかな?テレビを見ていたら、もの凄いCMを観ました。

いつぞやの曙VSボブサップか?という感じの演出の、
「人類 VS COMPUTER」

そう、将棋電王戦の大晦日生放送のCMです。

まあ生放送と言ってもニコニコ動画ですけどね。
この電王戦、第2回は異様な盛り上がりをみせましたね。

やっぱり、サッカーを普段観ない人も日本代表と言われると、
どうしても観てしまうし応援してしまう理論ですね。

それに加えてさらに 人類>日本代表 ですもの。
棋士なんか知らなくたって応援しますよね。

そして第2回電王戦、あの人選と並び順に米長会長の作為を感じますよね。

多分、米長さんはあの当時、まだプロ棋士の方が強いと思っていたはずです。
なので、強すぎるプロを5人並べても盛り上がらない。
そこで3人強い人を1,3,5番手に、弱めの人を2,4番手に配置。

うまくいけば、勝ったり負けたりで2勝2敗で最終戦を迎え、
最後は本当のエースを入れておけば、プロ棋士の勝利で終わりってわけです。

将棋界を知ってる人が見れば一目瞭然の人選ですが、
最大の誤算は3戦の船江五段のまさかの敗北でしょうか。

しかしそれによって第4戦で感動の将棋が生まれたんだと思います。
3戦目まで全く電王戦に興味の無かったぼくも、3戦目の棋譜を観て
あの船江五段が終盤でこんな負け方をするとは、かなり人類が窮地に立っていると察知。

もちろん第4戦はリアルタイムで観戦しました。
いやぁ泣きましたね。今思い出しても泣けますね。

絶体絶命のピンチから、入玉を目指す塚田九段の指し手は、心を打ちました。
塚田九段の敗北=人類の敗北 ですから、その双肩にかかる重みは計り知れません。
将棋を観て泣いたのは初めてですね。

いや、弱めの人って言ってほんとすいませんでした。
そんなこんなで大晦日に、船江五段のリベンジマッチがあるみたいです。

詳しくはコチラ→電王戦公式サイト