VS居飛車穴熊▽4四歩型 その17

今日は久々の自戦記です!またしても▽4四歩型に新しい仕掛けが登場しました。おかげさまで研究が尽きないですねえ、、というところで本日の仕掛け直前の図です!

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戦型は▲四間飛車穴熊対▽居飛車穴熊▽4四歩▽4三金型です。先手が4筋の1歩交換をしたところ、後手が珍しい手と言える▽6四歩と指した局面。

これは相当に振り飛車から動くのは難しい局面と思います。なんといっても、切り札の▲6五歩が、▽同桂で跳ね返ってくるという状況ですからね。

 

いつもなら▽7四歩と突かれた段階で▲6五歩としているんですが、本譜はかなり早めに▽7四歩を突かれ、急戦を警戒しながらの駒組みだったので忘れていました。しかし居飛車側から▽6四歩と突く形があるとは、四間飛車側としては盲点になりますね。

以下、意味も無く▲7九飛▽8四飛▲6九飛とパスして下図。

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先手から動くのは難しいので、一応仕掛けを考えながらパスをしていると、ここで逆に居飛車が長考に、、そして意表の仕掛けが、、!

それが▽7五歩▲同歩▽9五歩▲同歩▽8六歩▲同歩▽5五歩!

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敵ながら素晴らしい仕掛けですね。感心してる場合では無いですが、▲同銀は▽4五歩で銀挟みの形になり、かといって▲4七銀と引くと▽5四銀が好形でまずい状況です。

一応、▽9五歩と突かれた時にこの仕掛けは見えたので、その間に最悪の準備だけは出来たので▲同銀▽4五歩▲5六歩▽5四歩と進みます。

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まあ準備と言っても、ここで▲4四歩は▽4二金で後続が無いので、つまり▲4四香と打つというだけなんですけどね、、

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これで駒の損得としては歩5枚対歩切れということで、香を手持ちにされたデメリットを多少薄くしたつもりです。将棋はなにかしら主張するポイントが無いとだめですからね。

と言っても劣勢に変わりはなく、じわじわ押されて下図の局面を迎えました。

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角を必至で転回して▲7四歩とかつついてみたら▽6五桂と跳ねられてお手伝いで大ピンチの局面。というところで今日のクエスチョンです!

次の▽5七桂成を受ける手がないので、しょうがなく指した次の一手はなんでしょうか?

<ヒント>いつものアノ手よりは、、

それではまた明日〜!