カテゴリー別アーカイブ: VS居飛車穴熊▽4四歩(▲6六歩)型

VS居飛車穴熊▽4四歩型 その9

いやあ、里見香奈女流がついに奨励会三段になりましたね!すごいです。いよいよ四段が具体化してきました。でも女流のタイトルを持ったまま四段になったら、タイトルはどうするんでしょうかね?

さて、人に棋力を聞かれたら将棋を知らない人には「アマ三段」、将棋を知っている人には「女流2級」と答えるH-Iですこんばんわ。

何年か前に、里見さんは将棋倶楽部24で五段だと聞いたことがあります。今は六段以上あるんでしょうか。そういえば昔、糸谷三段が一番上でガンガン指してましたね。あれくらい分かりやすい棋風だと1発ですが、里見さんは居飛車も指すし、観戦してても気付かなそうです。

というわけで本日の局面です。

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図は、まあ普通に▲4八飛としたところ。
ここで次に指された一手が初体験でした。

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それがこの▽2四角です。

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VS居飛車穴熊▽4四歩型 その8

【前回までのあらすじ】
珍しく互角以上の指し回し?で迎えた(銀損ですけど)
下図でボクが指した手筋の一手とは、、

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風邪をひいて限界MAXのH-Iですこんばんわ。
明日から忘年会連投なのでやばい感じです。

というわけで手筋の一手とは、、

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VS居飛車穴熊▽4四歩型 その7

【前回のあらすじ】
いつになく玉形は互角風の中盤戦の局面。
指し手が見えなくなったボクが指した次の一手とは?

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いやあ、昨日のNHK杯の羽生−大石戦は凄かったですね。
多分、たった一手▽6九角で羽生さんを倒してしまうとは、、

あそこから羽生さんかなり敗勢だったのに、解説の山崎八段が、いい勝負っぽく解説し続けてましたね。お疲れさまでした。

というわけでこの局面、今見ても指し手が思いつかないですね。次に▽5七角成を見せられていて、実はかなり忙しいです。

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VS居飛車穴熊▽4四歩型 その6

今日は横浜中華街の「山東」という、たまに行く中華料理屋へ行ってきました。店構えは相当ボロいんですけど、水餃子がめちゃくちゃ美味しくて有名なお店なんです。ただし、水餃子以外はまずいので食べませんけどね。

あ、小籠包も美味しいので、水餃子+小籠包+ビールがおすすめです。混んでいない夕方4時を狙って行き、いまだにおなかいっぱいのH-Iですこんばんわ!

昨日「しばらく▽4三金型の研究をします」と宣言したばかりで恐縮ですが、今日は▽3二金▽3一金型でいきます。

まあこちらの方が普通と言えば普通の指し方ですし、▽4三金型との違いも大切ですからね!と言い訳をしたところで、、本日の仕掛けの図です。

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今、▽7四歩に対して▲6五歩とした局面。これは▽7二飛に対して、▲6六角を用意した一手です。ここから居飛車が▽4二銀とした手に対して、▲6四歩と仕掛けたのが「VS居飛車穴熊▽4四歩型 その1」でした。

しかしこの局面では▲6五歩としなくても、例えば変わりに▲3六歩として▽7二飛には▲4五歩と仕掛け、▽4二飛には▲8八角として下図。

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次に▲9七角があるので、▽4二飛と指しづらいという展開もありそう。

ちなみにこれは▲遠山四段VS▽渡辺竜王(当時)の将棋の一変化で、こういう含みがありました。(ただし▲5八金型ではなく▲4八飛▲4九金型。この変化に関しては▲5八金型でも同じと思います。)

というわけで寄り道してしまいましたが、最初の仕掛け図より、▽7五歩▲同歩▽8六歩▲同歩▽4五歩と仕掛けられました。

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▽4二銀と引かずに仕掛けるのは、定跡外しの意味合いでしょうか。通常この形で角交換したら、直後に▽7一角があるので無理そうですよね、、

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VS居飛車穴熊▽4四歩型 その5

全身ユニクロのヒートテック。ドアを開ければスキー場。
東京在住H-Iですこんばんわ!

はい、前回は下図の局面でいかに仕掛けるか、で終わりましたが、、

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①まず前譜のように▲6四歩はちとやりにくい。
なぜなら▽同歩で7三の桂が跳ねる土台になってしまうからです。

しかし今見てみると、▲6四歩▽同歩▲4五歩△同歩から角交換して▲4一角とすれば、
相手の4三金型に加えて7三桂型までをも咎めており、有力かな?

と思ったけど、▲3三角成に対して同金寄だと3二の金にヒモが付きますね。
ということは仕掛けの前に▲7五歩△8四飛を入れてからこの仕掛けをすれば、
▲4一角でも▲6三角でも、次に7四角成が飛車取りにもなり、まあまあかな?
しかし8筋を突き捨てていない飛車は働く見込みが薄く、微妙かもしれませんね。

②本譜は普通に▲4五歩でした。(下図)

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以下▽同歩▲同銀▽6五桂▲3三角成▽同銀右として下図。

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さらに以下、▲4四歩△4二金引(▽5三金は▲7一角がある)▲5四銀と出て
絶好調な感じがしたのですが、▽4八歩から叩かれてみると▽6九角があるので
思ったより容易ではなかったですね。

 

そもそも▽4二銀を待って仕掛けるのがおかしいのか?
悩み出すと止まりませんね。

という感じでしばらくはこの、「VS居飛車穴熊▽4四歩型」の
「▽4三金型」に対する仕掛けを追求していきたいと思います。
ではまた明日!

VS居飛車穴熊▽4四歩型 その4

さて、今日からしばらくはまじめ?に研究風にいってみようと思い、対居飛車穴熊▽4四歩型、それも▽4三金型に絞っていく予定です。

▽4三金型とはどんなものかというと、、下図になります。

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▲4八飛としたところで、▽4二金寄から▽3二金寄ではなく、▽4三金から▽3一金または▽3二金型を目指す形です。これは広瀬七段の棋書(四間飛車穴熊の急所〈2〉相穴熊編でもチラッとしか紹介されておらず、プロ間ではおそらく指されていない形です。

ところがこの形こそ、将棋倶楽部24で最も?指されているであろう、居飛車穴熊側のポピュラーな形なのです。(※個人の感想です)

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VS居飛車穴熊▽4四歩型 その3

<前回までのあらすじ>
仕掛け直後に、下図の局面を迎えたボク。
次に▽4九銀とされると即終了のこの局面で、起死回生の一手は存在するのか!?

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今年は一段と寒いですねえ、、毎年毎年、夏は1℃ずつ暑く、冬は1℃ずつ寒くなってきていて、
きっと20年後には東京の夏の最高気温は50℃、冬の最低気温はー10℃くらいになってるんじゃないかな、、と、本気で思っているH-Iですこんばんわ!

さぁ、ここでの一手は、久々に手応えの感じる勝負手でしたよ!それはなんと▽4九銀を防ぎながら、二枚龍の攻めを実現させるという奇跡の一手、、

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